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東大寺戒壇院

 東大寺といえば修学旅行生がかならず立ち寄る金堂(大仏殿)がまず頭に浮かぶと思いますが、寺の敷地は広大で、そのほかにも正倉院や法華堂(三月堂)といった見所が点在しています。戒壇院もそのひとつ。
 お堂自体はちいさいのですが、ここには天平時代を代表するほど有名な四天王像が安置されています。ほんとに有名な像なので、そうとは知らなくてもどこかで一度は見たことがあるはずです。
 鬼を踏みつけて前方をみすえる四天王は、それほど派手な格好をしているわけでも、異形の顔立ちをしているわけでもない。けれど均整のとれた彫刻、というだけでは表現できない何かが残るんです。塑造の肌は冷ややかそうだけれど、ただの彫刻ではないモノが存在している気配がする、とでも言えばいいのか……。
 まぁ、悟りをひらいた如来像より観音像や神将像が好きで(格好が派手だから)、筋肉隆々のプロレスラーみたいな像より線の細い華奢な像が好き。そんな私のお気に入りの像のひとつであるわけです。
 ちなみに戒壇院を訪れたのは今回で二度目。前回はまだ学生だった十数年前のこと。それ以前から写真でここの四天王像を見たことはあったのですが、はじめて実物を見て驚いたのは、思っていたよりもちいさな像だったことです。
 「良い像は実物より大きく見える」と同行していた先生がおっしゃっていたことを良く覚えています。そのせいか、ここの四天王像はけっこうちいさい、というイメージを持ち続けていたのですが、今回見たとたん「あれ、こんなに大きかったっけ?」と首をかしげてしまいました(後で調べたら、だいたい160センチ台でした)。
 人の(というより自分の)記憶はあてにならないということを、こんなところで実感するとは思わなかったです。
椎名貴乃 * 博物・美術 * 00:29 * comments(0) * trackbacks(1)

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東大寺戒壇院

ここの四天王像はとても印象深いので今回も見てみることに。この辺り、すぐ近くの大仏殿の周りの大賑わいとは打って変わってとても静か。ちと長めの石段を登って、門をくぐると小さめお堂が戒壇院。
From tangoal::blog @ 2005/11/30 7:32 AM
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